『里仙』さんのお菓子の掛け紙に粛粲寶の絵が使われています!!
新潟市の老舗和菓子屋さんである『里仙』さんより、お菓子の掛け紙の絵が粛粲寶のものではないだろうか?との情報を頂戴しました。
その3枚は
「栗かん」
「里仙もなか」
「御菓子」
「栗かん」も「里仙もなか」のどちらも「里仙」さんを代表するお菓子です。
新潟の方ならば、食べたことがある人も多いのではないでしょうか。
特に私自身は「栗かん」に思い入れがあって、幼少の頃より大好物でよく食べていただけにびっくり仰天でした。私は子供の時分は新潟に住んでおりませんでしたが、父が新潟に毎月のように出張しておりましたので、よくお土産におねだりしたものでした。
つまり、私と粛粲寶の絵は知らず知らずの内にウン十年も前に出逢っていたということになります。
「栗かん」は勿論、栗の絵柄。
「里仙もなか」は、花火だと思います。新潟の信濃川の花火ですね。昔は「川まつり」と云っていたようです。
「御菓子」は、旧新潟税関庁舎。現在の郷土資料館で、なまこ壁が印象的なのですぐにわかりますよね。いろいろな「御菓子」の詰め合わせを注文すると、これを掛けて貰えるのでしょうか。
3枚とも同じ落款が捺してあり、弊館が所有する粛粲寶の絵のものとも一致しました。
粛粲寶は描いた絵をそのまま何かの商品に流用することを非常に嫌ったそうですが、何に使うか納得した上で、その為の絵ならば描いたと聞いています。
どのようなご縁で『里仙』さんが粛粲寶の絵の掛け紙を使うことになったのかは、昔のこと過ぎて今はわからないようです。ただ粛粲寶自身が西堀出身ですので、新潟市の町中には古い知り合い等が大勢いたのでしょうし、新潟の小林デパート(新潟三越の前身)や大和デパートで何度か個展を開催していたとも聞き及んでいますので、沢山のご縁のある方がいたのでしょうね。
「栗かん」は冬期限定のお菓子です。
発売開始の10月が待ち遠しいですね。
「里仙」の社長様、弊館のブログに掲載する旨をご快諾戴き有難うございました。