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2021/03/09 NEWS

4月3日(土)~5月23日(日)「静物画・静寂を描く」杉森企観明展

杉森企観明は静物画、花を描く作家としてまず思い浮かぶ作家である。モチーフは百合や牡丹、向日葵、薔薇、ダリア、など華麗なものが多い、しかし、描かれた作品は青を基調とする静謐な佇まいの中に、花の持つそれぞれの個性を控えめに主張する。花の咲いている時間は短く生命感を表現することを大事にしていると語る。杉森はまた一水会の常任委員である。一水会とは中国清朝の絵画技法「芥子園画伝」にある「十日一水五日一石」から採られた。つまり一つの川の絵を描くために十日をかけ、一つの石を描くのに五日をかける。技術を重んじ、精魂込めて注意深く描くことを基本とする会派である。

 

 

杉森企観明(すぎもり きみあき)

1949年 北海道札幌市生まれ

1975年 武蔵野美術大学卒業

1983年 第45回一水会展にて一水会賞受賞

1986年 第18回日展にて特選受賞

1999年 第61回一水会展にて一水会優賞受賞

一水会常任委員、日展会友、県展委員、県美連理事

 

カサブランカのある静物 水会展(2015)_花のある静物 窓辺の静物

 

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