西荻窪三原堂様は粛粲寶がいっぱい♪
西荻窪の北口すぐの所に西荻窪三原堂様があります。
今はマンションの1Fになっています。
店内に設置してある木の大看板は、昔は店外にあったのだそうです。
この看板の字を書かれたのも有名な方なのだそうで、これを観る為にいらっしゃる人もいるそうなのです。
西荻窪三原堂様の現当主のお爺様が粛粲寶とお親しかったのだそうです。
粛粲寶は長く久我山に住まわれていたのですが、地図を見てみますと、西荻窪と久我山は徒歩だと30分程度で行き来出来ることを発見致しました。きっと粛粲寶翁は、甘いものを求めに(甘いものが大好きだったそうですよ~)天気の良い日などに、のんびりと歩いてこちらにひょいと顔を出したような、そんな気がします。
この紙袋も粛粲寶です。
「この紙袋に入れて下さい。」というリクエストもあるそうです。
だって、今見ても素敵ですものね。粛粲寶はこういったデザインセンスも持ち合わせていたと思えます。
包装紙(紙袋の下の黄色いのです)と同柄の御菓子の箱です。
羊羹の字も粛粲寶が書かれたそうです。今はポケットサイズの羊羹ですが、昔は大きいものに使われていたのだそうです。
店内には粛粲寶の梅の絵が飾られています。
そう、今は春ですものね。
で、、、写真撮りの為にわざわざ下してくださったのですが、、、それがっ、、、
梅、ツバメ、柿と栗、レンコンとクワイ。
つまり四季ごとに掛け替えられる4枚組の絵なのでありました。
春:青陽
夏:炎帝
秋:白帝
冬:玄帝
玄は黒色のことですが、白も冬っぽく感じるのは、ここ新潟が雪国だからかなぁ??
さらに、、、
昔の包装紙なのだそうです。
あ~~確かにTHE昭和の真っ只中には、近所の御団子屋さんの包みってこういう感じでしたよね。なぜだか深緑色っていうのが多かったように思います。どうしてなのでしょうね??
つまり、飾られていた絵は包装紙の原画がったのですね。
そして、今は使われていない掛け紙や包装紙も奥から出して来て下さいました。
お祝い事用の松の絵の掛け紙。
素晴らしい出来栄えですよね◎
西荻窪のかつてはこんな感じだった?
富士山が見え、大昔の武蔵野の様子なのでしょうね。
そして、こちらは包装紙です。同じ絵柄の背景色違い。
何か今見ると凄くモダンなのです。
海苔巻きやらお団子やらをイメージしている??
老舗にはお宝が隠れているものですねぇ!!
西荻窪三原様は、やっぱり塩煎餅が有名です。
お米のツブツブが感じられる薄焼きの上品なお煎餅なのであります。
是非、東京土産に。またお近くの方はお持たせや日常の御菓子に是非◎
西荻窪三原堂様、突然お邪魔したのにもかかわらず貴重な資料をお見せ戴き、有難うございました。
他にもお持ちの粛粲寶の絵を観せて戴きましたよ。
西荻窪三原堂様の粛粲寶の包装材について書いたブログ
http://www.nsg-artmuseum.jp/98/
西荻窪三原堂様のHP
http://www.nishiogimiharado.sakura.ne.jp/