8月5日からは、第2弾企画展『近藤武弘展 画磔』
NSG美術館では、企画展の第1弾である『第7回 竹井友輝 漆マンガ展』を先週7月7日より開催しております。
そして、、、
8月5日からは第2弾の企画展
『近藤武弘展 画磔(がたく)』を開催致します。
近藤武弘(こんどう たけひろ)略歴
1989年 新潟デザイン専門学校グラフィックデザイン科卒業。
株式会社誠晃舎(新潟市)にグラフィックデザイナーとして入社。現在に至る。
2014年 初の個展『近藤武弘 描き手冥利絵画展~見えるモノと魅せないもの~』を岩田ギャラリーにて開催。
株式会社誠晃舎 取締役デザイン部長
新潟アンデパンダン展運営委員
The illustainers イラスティナーズ会員
近藤武弘氏は、1993年の「新潟県芸術美術展・芸展」での作品発表を皮切りに、「新潟アンデパンダン展」「エックス展」「熱帯低気圧展」他のグループ展や個展で精力的に作品発表を続けていますが、実はデザイン企画会社のグラフィックデザイナーという昼間の顔と、夜と週末は画家の顔という両輪フル回転で活躍しているアーティストなのであります。
30年近いデザイナーとしての経験値とグループ展等を通じて知り合った多くのアーティスト達からの刺激が相乗効果となり、それぞれの作風に活かされていることでしょう。
DOOR 2010
「画磔(がたく)」の「磔」は「はりつけ」という字です。
近藤武弘氏は「絵画と 画家を磔 に処す」と云います。
個展をするということは、絵を壁に貼り付け(磔)て展示します。
画家自身が身ぐるみ剥がされて磔となって、人々の晒し者になるような、そんな審判を受けるかのような気持ちになるのでしょうね。
右心房と左心房の微妙な関係 2014
近藤武弘氏の作風の多くは人物画であり、それもほとんどが女性です。
ティーンエイジャーの少女たちや大人の女性が、観る側である私たちを見つめます。
その眼差しに同性の私でもドキリとします。
その眼は、その絵に描かれたオンナのそれまで生きて来た人生の悲哀すら感じさせられます。
「なんか文句ある?」と逆に私の方が見られているような感じすらします。
記念写真に納まる時の作り笑顔ではなく、悦びや哀しみや怒りや憂い。
生きている上での一瞬の表情を切り取り、油絵具やアクリル絵具、鉛筆、時にはペンキまでを駆使して描いています。
face code blue 2014
「みつめる 見つめられる 魅せられる」
近藤ワールドのオンナたちをみつめに、
近藤ワールドのオンナたちに見つめられに、
そして、
近藤ワールドに魅せられにいらして下さいませ。
近藤氏2度目の個展となります◎
会期:8月5日(土)~9月1日(金)
開館時間:10:30~18:00(入館は17:30まで)
休館日:月曜日
観覧料:一般200円 学生100円(高校生以下は無料)
是非、NSG美術館にお越しくださいませ◎