新潟市美術館の「広重ビビット」展へ行って参りました。
公休の日曜日に家族と一緒に新潟市美術館の「広重ビビット」展へ行って参りました。
広重、、、私は日本史や美術の教科書では「安藤広重」と習った世代です。
いつの間にか世間では「歌川広重」と呼ばれるようになっていて、えっ?えっ?とビックリした覚えがあります。安藤は本姓、広重は号であり、両者を組み合わせて呼ぶのは不適切だという訳でこうなったようですね。
実は、小学校の高学年くらいには浮世絵に心奪われていたような、そんな私だったのでした。
それはきっと、永●園のお茶漬けのオマケの「東海道五十三次」のカードが大いに貢献していたように思いますけどね(笑)
最近またこのオマケが復活したみたいです。
今回の展示は、財界の重鎮として活躍した原安三郎氏のコレクション展です。原安三郎氏が浮世絵蒐集家であったとはあまり知られていなかったとのことです。
これらは初摺(しょずり)であり、保管状態も非常によく、退色のほとんどない素晴らしいモノであります。
原安三郎コレクションと聞き、遠い幽かな記憶が目覚めました。
原安三郎氏には勿論お逢いしたことなどございません。
けれど、子供の頃同じ町内に住まれておりました。秋祭りの折、子供神輿で休憩所になっていたのか、立派な門がその日は解放されていて、中で飲み物などを供された覚えがあります。そんなこともあってなのか、父からあそこのお屋敷は日本火薬の原安三郎氏のものだと聞き、なんとなく記憶に残っておりました。
また、そのお屋敷は通った中学の隣にあり、廊下側の硝子窓から階下の敷地内を見たことがあり、その広さに驚いた覚えがあるのです。若しかするとその時、そのお屋敷にはこれらの浮世絵コレクションが静かに眠っていたのかも知れませんね。
新潟市美術館の学芸員さんから伺ったのですが、今回の全国巡回展を終えたなら、10年は展示しないで欲しいとの要望があるそうです。
新潟市美術館でも作品保護の為、照度を落として薄暗い中での展示となっています。
図録、ちょっとお高めでしたが、でも厚さ4センチもあります。
こういうのを心の余裕があるときにパラパラと眺めるのって結構好きなのですよ。
「広重ビビッド展」、前期・後期で展示総入れ替えするそうで、そりゃまた行かねばなりませんね。
おっと、うっかり書き忘れちゃいそうでしたが、、、
ここ一番重要!
試験に出ます(?)
広重のお帰りには徒歩でも車でもとても近いので、是非NSG美術館の粛粲寶をご覧になって下さいネ。
江戸の色に魅せられて、昭和の絵からは微笑みと癒しが漏れなくついて参ります。
勿論、お先に粛粲寶、後で新潟市美術館でも構いません(笑)
NSG美術館、2017年の桜、新潟市の開花宣言より早く開花しております◎
既に建物脇の桜の木は本日で5分咲きですよw