茨城県坂東市で開催中の粛粲寶作品展の後期展示を観にいって来ました!
坂東郷土館ミューズで粛粲寶作品展の後期展示が行われております。
公休日に家族と一緒に茨城まで行ってきました。
坂東郷土館ミューズで開催中の粛粲寶展の後期展示を観るためにです。
日頃の行いが悪いので、朝から雨で道中もずっと雨でした(>_<)
目的地の坂東市には今年になって圏央道の坂東ICが出来ました。関越道の鶴ヶ島JCより圏央道に入りました。休憩2回(30分×2)を入れて新潟より5時間。やっぱり遠かったです(^^;)
と云っても助手席でふんぞり返っていただけなのですが。。。
3月に前期展示(これは新幹線と在来線を乗り継いで)はもちろん観覧済です。
粛粲寶の唯一のお弟子さんでもあり互いに知友と認め合った中山青空子様と現地で待ち合わせておりました。ミューズの方々とも3月に訪問した以来でしたので、既に顔なじみです。
大きな十二支の絵馬。
うちわに描いたもの。
そして圧巻は、遊印がぐるりとまわりに捺してある『十六羅漢 石彫朱文印 般若心経』と『阿弥陀三尊図 石彫朱文印 般若心経』
中山青空子様が先に紙に印を捺して、その後で粛粲寶が絵を描いたものなのだそうです。
朱文印は般若心経で経文276文字を印章51個に刻んでいます。
そう、粛粲寶の絵に捺された遊印や落款はある時期以降は中山様が彫られたのであります。
お二人で言葉を考えアイデアを出し合い、中山様が彫る。そんなことを毎週繰り返されたとのことなのです。
お二人の署名もこの絵にはあります。
右の屏風が、十牛図ならぬ『五牛図』
なんて魅力的な牛なのでしょうね。
『千手観音』
これ凄い絵なのです。
ちゃんと手が千個あるんだそうです。
手は消しゴムハンコなのだそうですよw
そして中山様曰く、これが粛粲寶最後の作なのだそうです。
『迎游亀丱童仙客図』
かぞえで90歳と書いてあります。
中山青空子様、坂東郷土館ミューズの皆様、暖かく迎えて下さいまして有難うございました。
そして、2月25日から開催していた粛粲寶展もいよいよ5月28日までとなりました。
21日には中山様のギャラリートークが行われるそうです。聞きに行くことが出来ずとても残念です。。。
粛粲寶は最晩年に中山様を頼って東京から茨城に移り住みました。そのご縁もあって、この地には粛粲寶ファンの方が今でも沢山おり、絵をお持ちの方も多いのだそうです。
今回の粛粲寶展も中山様の所蔵作品を中心に近隣の所有者の絵を展示したものです。
持ち込んだ全部を前期後期の展示を通じても飾り切れなかった、、、のだそうです。
おおらか、天真爛漫、でも奇抜。。。
識れば識るほど、作家の深い意図を感じて引き込まれていく。そんな粛粲寶の魅力満載の粛粲寶作品展。
茨城で感動した方、茨城まではちょっと遠い方、、、などなど。
新潟の粛粲寶を多数所有しているNSG美術館まで是非お出掛け下さいね。
新潟の美味しいモノ目当てと一緒に旅行プランなぞ立ててみては如何でしょう!(^^)!